ゴルフの復活

2年やめていたゴルフを再開した。先日、2年間練習しない状態で久しぶりにコースに出た。スコアは106だった。

ドライバーイップスがほぼ治り、トップから降りてくるようになった。

2年もやめていれば、何もかも忘れるのかな。ある意味、良い休養であった。

今後は、健康のためにゴルフをしようと決めた。もう自分は上手くはならない。飛距離もさらに落ちてくるだろう。

ただただ健康のためのゴルフ、カートに乗るのではなくなるべく歩いて回るゴルフに専念しようと思った。

そう思うと、ショットに怖さがなくなってきた。ドライバーでOBしたらどうしようとか、パターが入らなかったらどうしようなどそういう気持ちが全くなくなった。

自分はゴルフでは握りをやらない。友人同士のゴルフである。だからもうスコアはどうでも良い。大事なのは、自分の健康だけである。

そう思うとゴルフが面白くなってきた。再開後、2回目のコースのアウトで49が出た。大満足。後半は58だったが。。。笑

私を変えた女房の一言

若い頃、私にも勢いがあった。イケイケどんどん、事業を拡大し売り上げを伸ばす。そのことに喜びを持っていた。

あるとき、とても大きな会社の定期の仕事の依頼がきた。私は小躍りして女房にその事を話した。これが決まるとうちはさらに大きく飛躍するな。頑張るよ!

すると女房は少し悲しそうな顔をして私にこう言った。

「そんなに一生懸命働いてどうするの?私は今のままでも十分幸せだし、忙しすぎるより、旅行に行ったり、休んだりそう言う事で充実した人生が送りたいな。」と。

若かった私はこれを聞いて愕然とした。脳天をハンマーで叩かれたような思いだった。そう言う価値観もあるのか!自分の頭の中にはそんな思いは一切なかった。あまりにも自分と違う意見に一旦は戸惑ったが、あまりにも違ったため心に残り、それから毎日そのことを考えるようになった。

そして私は結論を出した。その大きな仕事は断り、余裕を持って仕事をし、夫婦で旅行に行ったり、余暇を楽しもうと。

あれから、約20年たった今、私は還暦となった。あの時の女房の言葉は一度も忘れたことはない。

「今、振り返ると、あの時お前に言われたことは正しかったと思うよ。事実、俺は幸せだし、何も不満もない。お前には感謝しかないよ。」と当時言われたことを女房に伝え、そして感謝した。

女房は少し不思議そうな顔をして、私にこう言った。

「え〜、私そんなこと言ったっけ?ジャンジャン仕事して稼いでほしいのに〜。」

おしまい。。。。

一休み

私は20歳から還暦を迎えるまで休みなく働いてきた。4月還暦を迎え、丁度コロナの影響もあり一休みしようと思うようになった。

基本5月、6月は一切、私は現場に出ないことにした。歳を取ると体が動かなくなる。自分では大丈夫だと思って、体が言うことを聞かず、ミスが出るのが一番怖いからだ。

私は業務用エアコンクリーニングの現場をやめようと思う。

弊社最大の事業であるプラニソールMの販売、フロン漏洩点検、フィルター交換事業、この3つの事業にはまだ現役として頑張ろうと思っている。どれもミスが致命傷にならない事業ばかりだ。

業務用エアコンクリーニングは怖い。何が怖いかと言って、本当に一切の過失がなくエアコンにエラーが出た時、絶対に許されない現場があると言うことだ。デイサービスなどもそうだ。もう私にはそう言う現場はただただ怖い現場になってきた。厩舎もそうだ。クリニックだって同じ。

思い起こすともう、ずっとミスなどしていないし、基本的にエラーで迷惑をかけたこともない。それなのに、なぜこれほど怖いのだろうか?自分でもよくわからない。

これからは全てのリスクのある仕事は若い人に任せようと思う。老兵はただ、消え去るのみである。

引退

私は還暦となった。まさか自分が60歳になるとは思わなかった。

私は永遠に60にはならないと思っていたからだ。

60歳になり、いよいよ会社を誰かに引き継いでもらいたいと思うようになった。もちろん、子供に継がせるつもりは無い。

色々と考えることがあるが、3人くらいの候補がいる。みんな、基本的に正直な人間だ。私は正直な人間が好きだ。

社長にとって一番大事なことは、やはり誰を後継者にするかだと思う。

そんなに長い未来では無いと思う。